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幕末純情伝【ネタバレ】[vol.6 : 一幕・終了]
すいません。
5日かかってようっっっっっやく、前半終了…なんです。

実は、この前の2本の日記。
あれ、6時間もかけて書いていました。
おかげさまで睡眠時間がっ…という感じですが、
書いていてすごく頭が整理されていくというか…
もともと、レジュメ系資料を作るのが得意で
文字を打つのも書くのもさして苦じゃなかったのが
功を奏したような悪に転じたような?(笑)
かなり楽しかったんです。
思い出し笑い的な、リスが頬袋にためこんだ木の実を
改めて食べるみたいな。

とかく、週末に書きためてジリジリとアップしていきますね。
ダラダラしているネタバレになり果てているのが個人的に気になりますので
ここから、一気に自分の感想を多めに書こうかと思ってます。
青字の分量が、スミ文字の分量を超えそうです(笑)

しかし、こんなに時間がかかっちゃうのは、
説明がないとラストがしっかり落ちないからでもあって。
「うみわたれ」(THE CONVOY SHOW)の時のように
スジがぶれないという作品じゃないから、なんです。

スジがぶれない作品はとても素直に染みこんで
自分の言葉とストレートに絡むので
とても感想にしやすいんです。

つか作品は、そうじゃありません。
問うものはとても簡単なのに、はぐらかされたり回されたり…
あっちこっち、意識も飛ばされてしまうので(苦笑)

言い訳にすぎませんけれど。6時間かかったっていう(笑)

それでは、
ネタバレ記事なので、
まだ観ていない方・観る予定の方・
こういう記事がお嫌いな方・
ここの管理人とは意見が合わなさそうという方

申し訳ありませんが、ここでお帰りくださいますよう
お願い申し上げます。

それ以外の常連様、ご新規様。
いらっしゃいませ。
どうぞごゆるりと、のぞいて行ってくださいませ!
じつはこの場面がお気に入りなのです。

>拍手コメントをくださった、名前記述のないお客様へ…
「佐々木」のご指摘、ありがとうございました!
私は新撰組に興味がなくて…認識不足でした。
アドバイスに感謝いたします。
2箇所、色替えにて修正させていただきました^^
ありがとうございました!
そして
こちらにも足を運んでいただけているようで…
毎度中身のない日記なので恐縮です。
また気がつかれたことなどありましたら遠慮無くおっしゃってください!
今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m
やっと一幕ラストを描きます。
どうして昨日のアップ分で、あんな中途半端なところで止めたのか…
読んでいただいたら、わかるかと思います。
何せ、私にとってはメ…いえいえ!
ここからは
つたない感想文とダラダラネタバレでご確認ください(笑)

*****

総司が黒幕の裏に消え、龍馬と近藤の2人が残り
語るステージ上。
「うみわたれ」でのセット転換に近い展開。
三宅と昌が、雨の中を歩いてくるシーンとよく似ています。
つまり、裏で何かが起こっている前触れと捉えることができるわけで。
このあと大幅なセット転換があるか、何かあるなとは思いました。

近藤勇の言葉。
「坂本さん。あんた、総司に本当のことを言ってやってくれませんか。」
続けて
『坂本龍馬は…』

背景に流れていたピアノ音がとぎれ、
シンとなる場内。

『土佐の坂本龍馬は…女だということを。』

ええええええっ?
女…なの???


と、衝撃に驚く間も与えず、大音量で響く音楽。
閉ざされた黒い幕がスーッと上がる。
次々と現れる、並び立つ磨かれた黒い靴。

正装して現れたのは、ほぼ全キャスト。
ステージ狭しと何列にも層を作って客席と対峙している…

そこへ、白タキシードを纏った総司が入ってきて、センターに陣取り。
そして、いきなりのダンス・スタート。

その曲とは、MAXの『GET MY LOVE!』でした。


なぜこの場面で踊るのか…そんな理由は、その時点では求めませんでした。
私お得意の「考えることは止める」モードに入っていたんです(笑)
観たいものを見て楽しむ…しごく便利な「自己自動操縦モード」へ移行していたので
ダンスが始まった時には「舘さんが踊る姿を観れるかも!」が
自分的観劇プライオリティー最上位に浮上していました。
しかしなんというか、「龍馬も女」という衝撃がガツンと伝わる展開ではありました。

全員が振りを揃えて踊るMAXのナンバーですが
自然、目で探してしまったのは
ここをお読みの方でしたらお気づきでしょう………………
そうです。西郷さんです。

そうか、こういうシーンがあるから、
踊れるキャストを選んだのかしら?と一瞬思いましたが、
その条件に当てはまりそうなのは
舘形さんお一人でした。
(いかに私が舘形さん視点で考えているのか、自分で気がつき唖然)

それにしても、「GET MY LOVE!」って、懐かしいナンバーですよね。
もう10年以上前にリリースされた曲だったと思います。
ご存知無い方は、安室奈美恵さんの初期の音楽に近い音質を
ご想像くださればよいでしょうか。
早いテンポのダンスミュージックです。
曲をご存知の方は、頭の中で再生してください(笑)

私は、この曲はよく知っていて「ええっ」と声を上げそうになりました。
昔カラオケで歌った曲…それを、まさか、劇中で踊るとは!

なんとなく、その衝撃は初めてCONVOYを観たときの
「LOVE PHANTOM」に似ています(笑)
まさに、「えええ?」っていう感じなのです。

舞台に意識を戻して。


西郷さんのポジションは、舞台向かって右側(花道側)の
端から2人目、最前列でした。
そのすぐ後ろにはキャストとしては3番手(舘形さんは4番手)の吉沢悠さん。
西郷さんの両隣は、覚えていません(苦笑)
センターが総司と龍馬、には変わりありませんが。

それにしても私、
「舞台は全体を見る!」がモットーなんですが
舘形さんが出てくると…このモットーが消え去る傾向にあるようです。
私の頭の中の都合が良すぎる消しゴム。

ていうか、全力で「僕を見て」と言われているかのようなあのオーラ。
目を逸らせる訳ないじゃない!と逆ギレでもしたくなるその存在感…
無視できません。
「彼だけじゃなくて全体を見ろ」と言われても、私には一生かかったって無理な相談です。
そんな相談なら、余所へ言ってくださいと、丁重にお断り申し上げます。

そのくらい、強い強いオーラを発散されていました。
もともと、あのキャスト陣では身長が抜きんでて高くていらっしゃるため
おまけに金髪で、美人で、………以下略。であるし、
さらにダンスも上手いと言える(見栄えがする)のは
前の日記にも上げた、遠藤さん(警官役の方)と真琴さん、舘形さんくらいなもので
どっちにしろ目立ってしまうのは当たり前でした。

振りは、CONVOYで例えるところのDSにおいて
既存曲に充てたものに近い…と言えそうです。
それともジャ○ーズ的というか。
無駄なステップよりも腕や、上体を大きく使ったものでした。
サビにかかる曲中盤の部分で、ジャンプして身体を低く屈める、という
振りもあるのですが、
そこで御足の心配をしてしまったのは私だけではないでしょう…。
やはり、舘形さんもちょっと庇っていらっしゃるようでした。
(いや、柔軟性の問題でしょうか?)

表情には健やかな笑顔を浮かべ、
ウィンクも軽く飛ばしていたような錯覚があります。
他のキャストさんは、もちろんダンス素人の方ばかり。
表情なんて皆さん強ばってて当然なのに
舘形さんは違うのです。なんせ、プロですもんね。
西郷さんという「鬼畜」系キャラクターで
序盤、相当キレていたのに
この爽やかさはどうよ!?どうなのよ!?と思いもしましたが。
おまけに
すごく端で踊っていらっしゃるのに、色気が飛んで来るんです!
もたらされる空気感にやられてしまいました。
恐るべし…


そうこうしている内に曲のサビメロが終わり、
ダンス終了、全員撤収!

…するかと思いきや、私が気に入ってしまった警官役の遠藤さんと
女優1名、さらに西郷さんがステージ上に残りました。
身を低くし、動かなくなる西郷。

遠藤さんは、「おい、そこのお前!目が見えないのに、踊るのをやめろ!」
と言い放つ。
客席から見えるのは、スポットを当てられた彼と、「そこのお前」である女優の2名。
「いいえ、止めません。あの方は…あの方は、きっと私を迎えに来てくれます!」
「黙れ!」

…2名退場。

そして、またも生歌謡ショーが始まりました。
若林ケンさんではない方が歌っているように感じたその曲は…
アドロでした。

アドロ
灰色の街
アドロ
不思議な出会い

…たしか、こんな歌い出しだったと思います。
何かで聞いた覚えがある曲なので、きっと有名なのでしょう…
そしてその歌詞が、燃える恋心を歌った曲だということも
一瞬にして思い出しました。

舞台上には1人残った西郷。
先ほどまで自分が踊っていた、向かって右側に片膝をついたところから、
スローモーションのようにゆっくりと立ち上がり…
乱れた髪を両手でかき上げる

ライトに照らされた秀でた額、その優美な鼻梁。
睫毛により加えられた目元の麗しい影…美しい横顔。
いつもの「舘形」のようであって「そうではない」何かを感じさせる「何か」。

花道から「アドロ」を歌いながらやってくる男(東宮ではありません)に
切なげな流し目をくれて、背を向ける

誘惑するように時間をかけてタキシードのジャケットをはだけながら脱ぎ
肩にかけ、ゆっくりとステージ中央へ。
肌は隙間なくシャツで覆われているというのに
溢れ出す「色気」がどうにも悩ましい。

曲のサビにかかるところで、ジャケットを後ろへ思い切り放り投げて
ちょうどステージセンターに立った歌い手の方の正面にひざをつき、
背をのけ反らせる。


「死んでもいいわ
あなたの腕に抱かれて
私は炎」


歌詞を体現するかのように、ライトは赤く西郷を照らし
まるで誰かに組敷かれているかのように虚空を掻く、その腕の、指のしなやかさ…
抵抗するように捻られた腰の細さ。


「燃やして燃やして
…わたしのすべてを」


背がしなり、後頭部が床に付きそうなほどにたわみ
逆さまに客席を見つめる
そこに浮かんだ表情は「苦悶」か「恍惚」か………

折れてしまいそうなほど反った彼を押しつぶすかのように
上から降りてきた緞帳。
その緞帳に姿を隠されてしまうまで
虚空を舞っていた腕の余韻が…私の目に焼け残って
離れません。




一幕、終了。

振りは、たぶん自由にご自分でつけられたんだと思われますが
「アドロ」(?)の曲と非常に合って居て
なおかつとても色っぽかったです。
「清い」エロスではなく、「徒花」のようなしどけなさ、
一瞬の表情が美しくて、ついつい見とれてしまいました。

それに、緞帳に押しつぶされそうに見えるその姿が
とてもよかったんです。
「効果的に幕を使っていたなぁ。」と素直に感心してしまいました。
つかさんも演出を施される上で、きっとこの表現を見たのでしょう。
このシーンだけは、何にも邪魔されることのない
「舘形比呂一の世界」だったなーと思いました。
それはそれで、全体から見たらどうだろう…とは考えなくもないですが。

しかし、完成度の高さでは群を抜いていました。
少なかった稽古量を見事払拭していましたね…
それにしても幕間前にあのお姿…
ある意味、強烈ではありました。。。


実際、唐突に一幕目が終了したと思われた方が多かったようで
館内放送がかかり、照明が明るくなって「え?終わり?」という方が
周りにもたくさんいらっしゃいました。
私はというと、
一幕終了直前がコレでしたので(笑)
ドキドキしつつ、とても満足していたのでした(いいのか?)

*****
やっと、やーっと一幕が終わりました!
もう、なんというかひとつの演劇をネタバレしつくした感がありますよね(笑)
個人的にはここが一番好きなシーンでしたので
もう、「終わりっ」と言ってやめてもいいのですが…
ここまでやらかしている以上、何かしらオチまで持っていかないといけませんよね。
すみませんが、
もうしばらくお付き合いください。

それでは、また次回!

コメント

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☆あでるさん
初めまして、こんにちは!
ようこそお越し下さいました…って、「幕末」はじめから読んでいただいてたんですね!
ありがとうございます。
私は、この『龍馬を斬った女』版の幕末純情伝が
つか作品を観る初めての機会で、いろいろ引っ掻き回されたクチです。
でも、また観たくなる不思議なパワーがあるなぁ…と感じました。
芝居が好きで、月1回は足を運びますが
若さだけでの力強さとは異なるエネルギーと
独特の様式美が好みに合っていました。
今後、公演がある際にはキャスト目当てを離れて
観てみたいと思えるくらいにはハマりました(笑)

そして、私が3回観ても3回とも西郷さんしか目に入らなかった
例のダンスシーンの両隣のキャストさんを教えてくださって!
ありがとうございます。そうだったんですね〜!
もう、全然見えてませんでした(笑)
西郷の後列である高杉、彼は見えていたんですが…
遠藤さん(警官役の方)、ダンスをやってらっしゃるんですねぇ。
どおりで身のこなしがお綺麗だった訳です。納得。

あっ
つかさんのHP、脚本が載せてあるのですかー!
ここを全部上げ終わったら…ぜひ伺って読んでみたいと思います。
(今読むと、引きずられそうなので)
いろいろ教えてくださってお勉強になります。
常に勉強不足なので…読みにくかったり偏っていたり…そんなブログですが、
これからも「しょうがないなぁ」と楽しんでもらえたら幸いです。
またぜひ、お寄りくださいね!
お待ちしております。
| URL | 2008/09/03/Wed 10:08 [EDIT]
的確かつ詳細な感想で楽しませていただいております♪
初めてお邪魔いたします。実は密かに感想をずっと読んでいました(笑)。
私は10年近く前の草○ぎKUNの『蒲田』からつか芝居の虜になり、
(と言ってもその前に同グループの稲○氏の舞台で衝撃を既に受けてはいたのですが)
出来る限りの公演は足を運んでおります。
検索でこちらの感想を見つけた時、表面に流れる下衆な部分だけでなく、
ちゃんと自分で消化しようとされている文章にとても惹かれ、続きを楽しみにしておりました。

“GET MY LOVE”で西郷*舘形SANの向かって左隣(中央より)は
このダンスの振り付けのダンスの先生*古賀氏だったと思います。役はオバ芸者の1人でした。
(『ロマンス』と言う舞台でグッチの鞭で叩かれたりしています。笑)
同じく、右隣は警官役の若者。彼はその古賀ダンスの生徒らしいですよ。

西郷のセリフでオカマ的な「口に紅をさし、〜誰彼となく尻を振っていようとも〜」
はその『ロマンス』と言う舞台にも出てきます。昔、平田満がやった役だと思います。
もしご興味を持たれましたら、つかHPに太っ腹でいろいろな台本がありますので
良かったら読んでみて下さい。って、回しモノの様ですいません(笑)。

ともあれ、1幕終わりまでお疲れ様でした。2幕感想を引き続き楽しみにしております。
あでる | URL | 2008/09/02/Tue 15:31 [EDIT]

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